【2018.4.28-9.1】企画展「リアル?バーチャル?未来へ飛び出せ 3D」
概要
いわゆるVR(バーチャル・リアリティ)表示機器や3Dプリンタの普及など,3D関連技術は広く市民の関心を集めています. リアルとバーチャルの2つの世界をつなぎながら広がる,3D関連の原理と研究を楽しみながら学びましょう!
3D表示方式のこれまでと未来
歴史的な3Dスコープ,現行の3Dテレビやヘッドマウントディスプレイから,研究開発中の裸眼3Dディスプレイまでを展示.19世紀から未来に至る3D表示方式の変遷と原理が分かります.
上:3Dメガネをかける前の画像.どう立体に見えるかは,ぜひ会場で体験してみてください!
下:20世紀初頭に撮影された立体写真.100年前の立体画像,どのように見えるでしょうか?
3次元造形
3次元設計データを思いのままに造形する技術とその活用事例を展示.
3次元切削法,金属を対象とした3Dプリンタ,3次元スキャンの実際と博物館における新たな活用事例を紹介.他に3次元折り紙や3次元微細加工なども!
左:さまざまな形の立体折り紙 (協力:筑波大学三谷研究室)
右:3Dプリンタで出力した大英博物館の収蔵資料など.ぜひ手に取ってご覧ください!
金属を材料とした3Dプリンタ.制作風景の動画は迫力満点!
ホログラム,デジタルホログラム
同じ写真でも,角度によって見え方が変わります.写真の中に3次元の画像を記録するのがホログラムです.
究極の3D表示・ディスプレイと言われるホログラムとデジタルホログラムの実物を展示.その高い芸術性と将来の展開を学ぶことができます.
エンジン#(ナンバー)9 (協力:東工大博物館)
triplane (協力:関大デジタルホロスタジオ)
本物のホログラフィに触ることができます.光に当てながら,いろいろな角度から質感を観察してみましょう.
企業における3D関連研究
本展に協賛を頂いている企業様の開発研究を紹介するコーナーです.
- 株式会社IMAGICA様
立体映像に立体音響を組み合わせた,独自の高没入感システムの紹介です
大学での3D研究
東京農工大学で取り組まれている,さまざまな3D研究について学ぶことができます.
- 工学部情報工学科清水研究室(博物館資料の3次元モデリング)
- 工学部電気電子工学科高木研究室(将来の3次元ディスプレイ技術)
- 工学部機械システム工学科中本研究室(3次元切削技術)
- 工学部機械システム工学科笹原研究室(金属を用いた3Dプリンタ)
- 工学部機械システム工学科岩見研究室(微細加工技術とその応用)
関連イベント
1. VRディスプレイや3Dプリンタのデモンストレーション,展示解説
参加費:無料 予約:不要
日時:毎週土曜日(11:00 – 15:00)
(ヘッドマウントディスプレイの体験は,健康上の理由から中学生以上とさせていただいております)
2. 本学ジュニアサイエンスプログラムの一環として,ホログラムの制作体験を8/4に実施.要予約,中学生対象.(受付を終了しました)
3. サイエンストーク:未来の3D技術について知ろう(科学博物館サマーフェスタ内で実施)
スピーカー:伊藤智義(千葉大学教授,HODIC会長),高木康博(本学教授,科学博物館長)
日時・会場:8月25日 13:00 – 14:00 科学博物館3階講堂
内容:3D技術の著名な研究者が,これからの3D技術の発展について語ります.質問コーナーでは,どんどん質問を投げかけてみてください!
参加費:無料 予約:不要
関連組織
後援:小金井市教育委員会 三鷹市
協力:東京工業大学博物館 ホログラフィック・ディスプレイ研究会(HODIC) 日本大学吉川・山口研究室 関大デジタルホロ・スタジオ(関西大学) 筑波大学三谷研究室 東京農工大学管弦楽団 一般財団法人全国科学博物館振興財団
3Dデータ・ソフトウェア提供:国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト
協賛企業:伊藤光学工業株式会社,凸版印刷株式会社,株式会社牧野フライス製作所,株式会社IMAGICA,株式会社シチズン時計
協力企業:アルファバグ,アーティエンス・ラボ